「どうだ? 気持ちいいか?」
セーファスは四足をついたままのジェイルの身体を泡立て、脇腹をしつこく撫でる。
「……転がるものじゃないのか」
「!?」
腹を見せる服従のポーズを取れというらしい。
「あの」
「犬は喋らないな?」
「……」
動かないジェイルに痺れを切らしたのか、セーファスは脇腹を撫でていた手を下腹へと動かす。
「っ」
「感じていたのか?」
僅かに熱を持っていたジェイルのそれを扱きながら、力の抜けた彼の身体を倒す。
「っ、……」
セーファスは仰向けにしたジェイルの脚をM字になるよう押さえつけると、そのまま拘束具をつける。
次は手首を掴んで頭上に上げさせこちらも拘束する。
「よし、いい眺めだ」
ジェイルは羞恥に赤くなった顔を横へ向け、目を閉じてしまっている。
構わずに彼の勃ち上がったものの周囲に生えた毛に泡を塗りつける。
「……?」
剃刀の刃を当てるとジェイルが恐る恐る目を開いた。
「やめっ」
「黙っていろ」
セーファスはそっと慎重に髪と同じ色の毛を剃っていく。
「っ……」
他人に刃を当てられる恐怖もあってかぴくぴくと反応するそれをそっと手で避け、後孔近くも処理する。
同じようにして脇や脛部に生えたごく標準的な密度の銀糸も剃り終える。
「いい眺めだ」
「…………!」
子供のような下腹に聳え立つ雄の象徴が異質で背徳的な雰囲気を醸し出している。
「よし」
おもむろに脚の拘束具を外すセーファス。
ジェイルは慌てて起き上がると生まれたままのようになった身体を隠すように体育座りになる。
「熱を持て余しているのだろう? こういう時、お前のような躾のなっていない犬はどうするんだ?」
きちんと躾けられていない犬は、飼い主の脚にしがみ付き腰を振る。
ジェイルの田舎では村ぐるみで飼っている犬が沢山いたので、彼にも国王の言いたいことは分かる。
「ほら、早く」
膝に顔を伏せてしまったジェイルの頭をつつく。
反応がないので鎖を引き無理矢理顔を上げさせる。
「仕方ないな、お座り」
手首は拘束されたままなので、セーファスが拘束具を踏みつけ脚の間へ固定すると、犬の『お座り』に近い姿勢になる。
「よくできたな、えらいぞ。ご褒美だ」
屈辱のあまり瞳にはうっすらと涙すら見えるジェイルの頭を撫でると、セーファスはポケットから取り出したビスケットのような物を無理矢理食べさせる。
「ちなみに、それにはちょっと気持ちよくなる薬が入っている」
手で口を閉じられ仕方なくそれを飲み込んでしまってからの言葉にジェイルは絶望の目を向ける。

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