キルが来てから一ヶ月。
「キールっ」
「せいれんっ!」
あどけない顔で抱きついてくるキル。
細いが僕より背の高い彼に体重を預けられよろける。
「せいれん」
花のような笑顔で僕の名を呼ぶと、そのまま口付けてくる。
そんないつもうんち食べてる口で……君のならいいけどさ……。
「あ、またおもらししてー。トイレ教えたでしょ?」
「?」
かわいい顔で見上げてもダメっ。いや顎を引いて上目遣いでも高さ的には見下げてるんだけど。
僕の趣味で着せた紅いチャイナドレスは尿で湿っている。
……いいじゃないか、これくらい楽しんだって。
「もう……美人が台無しだよ」
言いながらキルの服を脱がせる。
プレイなら大歓迎だが、そうじゃない今これは問題だ。
「せいれんっ……」
パンツを脱がせると、僕を見て盛ってるのかキルのそれが勃起している。
「……エッチだなぁ、キルは」
僕のものに手を伸ばすキルをいなして、新しい服を着せる。
「キル、今、幸せかい?」
「うんっ! せいれんがいるもん」
「そう、それなら良かった」
「せいれん、かなしいの?」
「いや……何でもないんだ。何でも……」
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